オペラ・オーストラリア公演
ハンダ・オペラ・オン・シドニー・ハーバー
「蝶々夫人」(3/24〜4/23)
国内随一の歌劇団オペラ・オーストラリアが毎年秋にミセス・マコーリーズ・ポイントでシドニー湾とシドニー・オペラ・ハウスをバックに公演する夜の野外オペラ、“ハンダ・オペラ・オン・シドニー・ハーバー”が今年も3月24日(金)から4月23日(日)までの1カ月間、月曜を除く週6日開催される。
以下、最初の3枚の写真は2014年公演時のハンダ・オペラ「蝶々夫人」より(Photos by James Morgan)
今年の演目は長崎を舞台にしたプッチーニ作曲の名作オペラ「蝶々夫人」で例年同様、野外公演ならではのスペクタクルな演出も用意されている。期間中は毎年、もちろん今回の公演でも連日花火が打ち上げられるのがお決まりだが、それ以外にも毎年の演目ごとに特別な“仕掛け”を用意していて、ハンダ・オペラとしては2014年に続いて2度目となる今回の「蝶々夫人」では14年の公演時同様、シドニー湾に浮かぶ直径6メートルのオレンジ色に輝く太陽と、その2倍の直径12メートルにも及ぶ巨大な月が再登場。インターヴァルでは観客の目の前で大掛かりなセット・チェンジが行われ、幕間も目を楽しませてくれる。
ヒロイン蝶々さん役は韓国出身のソン・カラと韓国系オーストラリア人コン・イヴァのダブル・キャストで、日程により2人のどちらかが蝶々さんを演じる。どちらも才能溢れるソプラノ歌手で、可憐でいながらも毅然とした日本人女性という、昔も今も欧米人(特に男性?)がイメージする“大和撫子”を代表するようなキャラクター蝶々さんをどのように演じるのか、その点でも期待が高まる。イタリア語公演で英字幕も付くが、ストーリーを知らない人は事前に検索して予習しておくと安心。
シドニー湾に浮かぶ巨大な太陽と月も話題
以下の3枚の写真は一般公開に先駆けて開催されたメディア・プレヴューより。開演前の写真で見る舞台はガランとして殺風景だが、開演と同時に結婚式のセッティングが舞台上で始められ、舞台後方の林から現れる花嫁姿の蝶々さんがとても神秘的だったり、野外劇ならではの演出で楽しませてくれる
会場入り口
期間中は会場敷地内にレストランやバーが設けられ、開演前と幕間に利用できる。上演時間はインターヴァル1回を含み2時間45分。さすがに薄着だと野外では寒い季節なので、上着を着用しての観賞をおすすめ(※期間中は雨天決行で雨が降った場合、上演中は傘が使用できないため使い捨てのポンチョなどもあると、より安心)。
会場内のバー・スペイス
Handa Opera on Sydney Harbour: “Madama Butterfly” – info
●会場:ミセス・マコーリーズ・ポイントのフリート・ステップス(Fleet Steps, Mrs Macquaries Point, Sydney) ●期間:3月24日(金)〜4月23日(日) ●開演:火〜日7:30pm ●料金:【土曜公演(割引なしの一律料金)】プレミアム席$370、A席$318、B席$264、C席$201、D席$124、E席$106 【大人】*オープニング・ナイト(3月24日<金>)/A席$293、B席$239、C席$176、E席$81、*日・火・水・木・金公演/プレミアム席$345、A席$293、B席$239、C席$176、D席$99、E席$81 【年金受給者・学生】*オープニング・ナイト(3月24日<金>)/A席$263、B席$215、C席$158、E席$72、*日・火・水・木・金公演/プレミアム席$310、A席$263、B席$215、C席$158、D席$89、E席$72 【子供】*オープニング・ナイト(3月24日<金>)/A席$146、B席$119、C席$88、E席$49、*日・火・水・木・金公演/プレミアム席$310、A席$146、B席$119、C席$88、D席$49、E席$49 ℡: (02)9318-8200 opera.org.au
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