おつまみとともに軽く一杯という利用もおすすめのノダヤ・ダイニング・バー

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 今年創業100年を迎える銀座の老舗おでん専門店「お多幸(おたこう)」創業者一族の下に生まれたヒロさんこと野田嘉宏さんがピアモントに構えるお洒落な雰囲気の大人のダイニング・バー、ノダヤ

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 ノダヤでは、ヒロさんの実弟でこちらもシドニーの有名日本食レストラン「ライタ・ノダ・シェフズ・キッチン」オーナー・シェフ野田雷太さん監修の料理の数々を、日本産に特化した実に90種類に及ぶウイスキーや、その他のアルコール類とともに楽しめる。また、同店は現状NSW州唯一のサントリー ザ・プレミアム・モルツ認定「“神泡”達人店」でもあり、ヒロさんが注いでくれるプレモル($15)は泡の比率やクリーミーさが完璧!

ニッカウヰスキー創業者の結婚100周年を祝う限定品の宮城峡アップルブランデーウッドフィニッシュ($102)はオークの香りとシナモンが効いており、一方、鹿児島の嘉之助蒸溜所が2017~18年に製造した同社で初めてのシングルモルトウイスキー2021($128)はとても味わい深くまろやかな後味、ウイスキー通を唸らせる一杯
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サントリー ザ・プレミアム・モルツ($15)
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 おつまみから、揚げ立てソフトシェル・クラブが入ったタコス($9)はケイジャン・スパイスとモヤシのナムルに和えたゴマ油の風味が食欲を増進させる。大人気のカレーパン($10)はパン生地がモッチリとしており、外はサックサク。一口かじれば中からカレー味の和牛ビーフが溢れ出す。ガーリックとチリが効いた枝豆($12)もお酒が進む一品。

左から時計回りに枝豆($12)、カレーパン($10)、タコス($9)
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 炙りホタテ($24)はシドニーでは珍しいくずきりが下に敷かれ、梅のヴィネグレットで味付けされており口に入れた瞬間、みずみずしい甘酸っぱさが広がり日本人好み。ホタテの表面は香ばしく炙ってあり、中はふっくらとしたレア状態。

炙りホタテ($24)
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 銀ダラによく似た食感のトゥースフィッシュをオレンジ果汁の入った味噌床で寝かせて焼いたものを、コシヒカリを使ったクリーミーなリゾットの上に載せた一品($45)は、魚の余計な脂はほどよく抜け旨みが増しており、リゾットは芯が残ったアル・デンテ。オレンジと酒のソースとともに。

トゥースフィッシュ($45)
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 ミディアム・レアで焼かれ食べやすくスライスしてサーヴされる和牛($48)はオーストラリア産和牛ランプキャップを使用しており、適度な霜降りの赤身で嚙むほどに肉本来の味が堪能できる。好みで岩塩、柚子コショウ、ワサビをつけて召し上がれ。サイドの芽キャベツのほんのりとした苦みがちょうどいい。

和牛($48)
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 デザートにはオレンジ・グラニータ($18)をぜひ。涼しげな色合いのグラニータの上には梅酒ジェリー、カットされたオレンジの実が重なり、食感のグラデイションも楽しませてくれる。

オレンジ・グラニータ($18)
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Nodaya Dining Bar

●Shop 1/16-30 Bunn St., Pyrmont ℡: (02)8957-7811 ■水~土7pm-12am(L.O.11pm)、日6pm-10pm(L.O.9pm) 月火休 ◇酒類ライセンスあり nodaya.com.au

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●シドニー・レストラン取材:ノダヤ