ヴィヴァルディの「四季」21世紀ヴァージョン!

オーストラリアン・ブランデンブルク・オーケストラ
定期演奏会「ヴィヴァルディ・アンワイヤード」開催(5/6~15)

Australian Brandenburg Orchestra今回のコンサートマスターを務めるバロック・ヴァイオリン奏者ブレンダン・ジョイス

 

 バロック音楽専門の室内楽団オーストラリアン・ブランデンブルク・オーケストラ(ABO)が定期演奏会「ヴィヴァルディ・アンワイヤード」を5月6日(水)から15日(金)まで、シティのシティ・リサイタル・ホール・エンジェル・プレイスで開催します。

 今回のコンサートの最大の話題は、バロック音楽の中でも最も人気と知名度の高いヴィヴァルディの「四季」を、ロンドン在住のドイツ人現代作曲家マックス・リヒターが斬新にリメイクし昨年リリースしたアルバムで、英米、そしてドイツのiTunesクラシック・チャートの首位を記録、日本でも「25%のヴィヴァルディ RECOMPOSED BY マックス・リヒター(原題:Recomposed by Max Richter: Vivaldi’s Four Seasons)」というタイトルで発売された作品を演奏することです。1966年生まれのリヒターは正統派のクラシック楽器とシンセサイザーを融合させた壮大なスケイルを持つ作品群で世界的な評価を得ており、今回のコンサートでは、ABOの芸術監督で普段はハープシコード担当のポール・ダイヤーがハープシコードの代わりにシンセサイザーを駆使します。

 コンサート・タイトルにある「アンワイヤード」は“電子ケイブルが接続されていない”、同時に“無線の”という意味を持ち、前者はクラシック楽器の生演奏を、後者は今や無線で演奏できるシンセサイザーなどの電子楽器演奏を象徴しており興味深い。「四季」は、特に第1番の「春」を18世紀のフランス国王ルイ15世がこよなく愛したことでも名高く、いかにもロココ盛期の王好みの軽やかで華やかな曲調が印象的ですが、それを21世紀風にアレンジしたヒリター版の演奏に注目!

Christina Leonard1505ソプラノ・サックス奏者クリスティーナ・レナード

 

 ほか、同じくヴィヴァルディの「調和の霊感(L’estro Armonico)」より「2台のヴァイオリンのための協奏曲Op.3, No.8 RV522」、ともにバッハ作曲の「ブランデンブルク協奏曲第3番NWV 1048」と「フルートのための協奏曲イ短調Wq 166」を演奏。ソプラノ・サクソフォーン用にアレンジされた「フルートのための協奏曲」でソプラノ・サックスを披露するクリスティーナ・レナードは、1893年(明治29年)創業の日本の一流老舗管楽器ブランドで海外でも「Yanagisawa Saxophones」として知られる「柳澤管楽器」の、桜と蝶の絵柄があしらわれたピンク・ゴールドのカスタム・メイドのソプラノ・サックスを最近購入したとのことで、本人いわく「今まで弾いたサックスの中で最高!」と絶賛しており、それを使って演奏します。なお、同演奏会はシドニー公演中とその直後にブリスベンへ(5月11日と19日)、その後メルボルンに巡演(5月17日と18日)。

Australian Brandenburg Orchestra: “Vivaldi Unwired” – info

●会場:シティ・リサイタル・ホール・エンジェル・プレイス(City Recital Hall Angel Place)●日程:5月6日(水)、8日(金)、9日(土)、13日(水)、15日(金)●開演:全日程7pm、5月9日のみマチネ2pm公演もあり ●料金:*大人/プレミアム席$166、A席$138、B席$111、C席$71 *コンセッション(学生/30歳未満)/A席$56、B席$45、C席$32 *コンセッション(年金受給者)/A席(マチネのみ割引あり)$83、B席$70、C席$43、*シニア・カード保持者(マチネのみ割引あり)/A席$116、B席$103 www.brandenburg.com.au