2ハット受賞の一流店ブオン・リコルド(Buon Ricordo)で5年のシェフ歴を持つ日本人オーナー・シェフ龍(りゅう)さんがニュートラル・ベイに構えるイタリアン・レストラン、シックスティーンは、龍さんの繊細かつ印象的な味が在住日本人の間でも大人気。ずっとディナー営業のみでしたが、数カ月前から金土のみランチ営業も開始、ディナーよりも格段にリーズナブルな料金で楽しめるのでここにご紹介!
金土ランチ・タイムには、いずれも本日の前菜盛り合わせ、メイン、本日のデザートにパンとサラダも付いたお得なランチ3コース($25)があります。
金土ランチ3コースの本日の前菜。取材の日は自家製オイル・サーディンのブルスケッタ、ズッキーニの素揚げのマリネ、海老コロッケ(パスタまたはハンバーグのメイン、本日のデザート、サラダ、パン付き/$25/ワインは別料金)
メインも本日のパスタ(2種類から選べます)または和風ハンバーグのチョイスがあって一律$25。例えば日本人からのリクエストが多いカルボナーラは、調理過程に意外とひと手間かかるためディナーのピーク時には出せないといいますが、ランチでは2種類あるパスタのひとつとしてオーダーできる日もあるし(※毎日あるわけではないのでその点注意)、フェットゥチーネも自家製麺というこだわりよう。
金土のパスタ・ランチ・セットは毎日その日の2種類のパスタ料理から選べ、取材の日はパンチェッタを使った本格的なトマト風味のアマトリチャーナ(写真のほか本日の前菜盛り合わせ、本日のデザート付きの3コース/$25/ワインは別料金)
金土パスタ・ランチ・セットのこの日のもうひとつのパスタは、軟らかい小イカをさっと炒めてイカの旨みを引き出し、ソラマメと和えたチリ風味の自家製フェットゥチーネ(写真のほか本日の前菜盛り合わせ、本日のデザート付きの3コース/$25/ワインは別料金)
一方のハンバーグも、日本一時帰国時に東京で必ず立ち寄る専門店があるほどハンバーグ好きな記者も「これほどふわふわのハンバーグは初めて!」と唸った美味しさで、ゆっくり焼き上げるのが軟らかさの秘密とか。ハンバーグにかかっているのは一見下ろし大根のように見えますが、実はタマネギとショウガとリンゴをすり下ろした自家製和風ソースで、深みのある甘酸っぱさがクセになる美味しさ。ハンバーグの場合はパンまたはライスの選択肢がありますが、日本人なら迷わずライスをおすすめで、ご飯が進むこと請け合い!
金土のハンバーグ・ランチ・セット(写真のほか本日の前菜盛り合わせ、本日のデザート付きの3コース/$25/ワインは別料金)
ア・ラ・カルトもオーダーできるランチ・タイムは子連れも大歓迎とのことで、キッズ・パスタ($15)もあることから、特に金曜はママ友ランチ利用、土曜は家族利用も少なくありません。3コースゆったりのランチは子連れではなかなか実現できませんが、シックスティーンでなら可能♪ 同様に、こちらは夏季限定で土曜日はディナーも通常より1時間早い5pmオープン(要予約)、前述のカルボナーラも早い時間帯であればオーダー可能。また、ランチもしくは土曜5pm-7pm利用でイタリアの発泡酒プロセッコをオーダーすると通常サーヴより多め、シャンパン・グラスからこぼれんばかりの量を注いでくれて1杯$10のサーヴィス提供。
金土ランチ3コースの本日のデザート。取材の日はごく薄くスライスしたリンゴを幾層にも重ねて形作る、しっとりとした上品な大人の味わいのリンゴのミル・フィーユ「ミレ・メーレ」
もちろん通常のディナー・タイムも、年末年始に合わせての女子会利用や仲良しグループでの食事会におすすめ。平日(月~木)は7コース・デガステイションが1人$69で堪能でき(オーダーは2人から)、同店名物の雛鶏のマッシュルーム・リゾット詰めもコースに含まれます。また、予算に応じて数日前にリクエストすればウニやアワビなどの贅沢素材を使ったメニューにも応じてもらえます。
カリッと揚がったカラマリ・フリッティ(フリッター)($19)は、イタリア・ビール「メナブレア」($9.50)によく合うおつまみとしておすすめ
16 – Sixteen
●236 Military Rd., Neutral Bay ☎ (02)9909-0160 ■ランチ(金土)/11:30am-2pm(ラスト・オーダー)、ディナー(月~土)/月~金6pm-9:30pm(ラスト・オーダー)、土5pm-9:30pm(ラスト・オーダー/5pm入店の場合は要予約) ◇酒類ライセンスあり(ワインのみBYO可) www.restaurant16.com