ラッセル・クロウの「ベン・ハー」

 1959年の映画版でもお馴染みの作品をライヴ・パフォーマンス化した「ベン・ハー/スタジアム・スペクタキュラー」シドニー公演が10月22日、オリンピック・パーク内ANZスタジアムでオープニング・ナイトを迎えました。

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2000年シドニー五輪/同パラリンピック開閉幕式の会場となった現ANZスタジアム
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会場前広場ではローマ帝国風の衣装に身を包んだトランペット奏者たちが来場者をファンファーレでお出迎え。「ANZ」のロゴが胸にデカデカとあるのはご愛嬌
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ラッセル・クロウがナレイターを務めることでも話題を集めていました(写真は今年7月にシドニーで開かれた本作記者会見でのラッセル・クロウ)
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観客には入場ゲイトによって会場入口で赤または白い布が渡され、グラディエイターたちが戦う場面では実際にローマ帝国の競技場に観戦に来た観客のように布を振って応援する“一般参加形式”も取り入れた公演で、写真手前の観客は“白組”ということで全員白の布を振っているのが分かりますか?
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見どころのひとつは壮大なセットで、こちらローマ帝国の宮廷
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巨大なガレー船もアリーナに登場!
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ですが「ベン・ハー」といえばやっぱりクライマックスの戦車競争シーン!
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 とにかく巨費を投じたプロダクションだということが誰が見ても一目瞭然で(1,500万ドルかかっているそうです!)、まさしく“スペクタキュラー”な公演でした。あらかじめレコーディングされていた録音音声とはいえラッセル・クロウのナレイションは、さすがオスカー俳優、もともと渋い声の持ち主ではありますが、ローマ帝国時代に観客を誘(いざな)うような深みのある語り口は見事でした!これだけ莫大な制作費をかけていながら、オープニング・ナイトを含み10月22日と23日の2夜オンリー、それも他州・都市をツアーで回らずシドニーのみの公演というのが残念です。2日目にして最終日の今夜の公演に行かれる皆さん、存分に楽しんできてくださいね!