オーストラリア北部木曜島出身の女性が、生き別れになった実父と56年ぶりに沖縄で奇跡の再開を果たすという実話を基にした、シドニー在住のジャーナリスト飯島浩樹さん作の小説「奇跡の島〜木曜島物語〜」(沖縄教販刊)の出版記念イヴェントが6月29日、シティの紀伊国屋書店で開催された。
出版記念イヴェントで著書を手に挨拶する飯島さん(左はゲストのパルヴァースさん、右は司会の加藤さん)
100人の参加者が集まった当日は、ゲストに作家・映画監督のロジャー・パルヴァースさんを迎え、元民放TV局アナウンサーの加藤久恵さん司会の下、豪州かりゆし会メンバーらによる沖縄伝統の踊りエイサーと三線のパフォーマンスが披露され、著者の飯島さんが小説の内容やテーマである「意味のある偶然の一致」などについて語った。
木曜島だけでなくシドニーやケアンズ、ダーウィンなどの情景描写を含む同書は、 シドニーの紀伊国屋書店、沖縄県内の各書店や海外からもamazon.co.jpなどでオンライン購入することが可能。