子供たちに飽きずに楽しんでもらえるショウを心がけています
子供向けエンターテイナー(「ワサビ・キッズ」主宰)
志賀愛子さん(35)
Aiko Shiga
今なら「ジャパラリアを見た」で
30分、1時間どちらのショウも$50 OFF!
「ショウをやる時は大道具・小道具や自分が着る着物などがギッシリ入った大きめの箱4個を車に積んで移動するので大仕事です(笑)」
チャイルド・ケア・センターや日本語学校、プレイ・グループなど向けに、パペット落語や紙芝居、歌や手遊びなどで日本の文化を伝える楽しいショウを行っている愛子さん。地元・愛知県の保育短大で保育士の資格を取得、14歳のころから海外に住みたいという強い意志があり、短大卒業とともにすぐにでも日本を飛び立ちたかったそうですが、「自分で稼いだお金で行きたい」とこちらも地元の幼稚園で3年働いてお金を貯め、2008年、23歳の時にワーキング・ホリデイ・メイカーとして来豪しました。現在、ショウは日本語でも英語でも対応可能ですが、来豪当初、英語には苦労した様子。
「大人になったら海外に住みたいと思っていたくらいですので中高時代にもっと英語を頑張りたかったんですけど、高校での英語がボロボロで、座って学ぶより英語環境にポーンと入って学ぶ派だってことが分かりました(笑)。オーストラリアに来た当初はホントに英語ができなくて、英語ができないイライラが募り、だったらちゃんと真剣に学び直そうと学生ヴィザに切り替えて英語学校でみっちり1年、その後、もっと英語力が伸びる方法を考えて保育学校に2年通い、アドヴァンスディプロマを取得し、卒業後はシドニーのチャイルド・ケア・センターで4〜5年働きました」
とまあ、その経歴だけでも向学心旺盛なことが分かりますが、自らショウを行うに当たっては“手作り”にこだわり、ショウで使うパペットや紙芝居などもすべて愛子さんの手作り。でもそこに素人臭さはなく、いずれもプロ顔負けの小道具の数々です。その秘密は?
「もともと物を作ることも好きなんですが、この仕事を本格的にやっていきたいと思い、その準備期間にTAFEで演劇用の舞台セットやグラフィック・デザインを学びました。例えば私が使っている紙芝居は、まず最初は手描きでスケッチしたものをPCに取り込んで、フォトショップで色を塗ったり加工して仕上げています」
こうして半年前からショウの活動を開始、当初は日本の四季と文化全般を子供たちに伝える内容でしたが、今年2〜3月には雛祭りにまつわるショウが好評を博し、さらに6〜7月には七夕をテーマにしたショウを予定しています。
「なぜ雛人形を飾る風習ができたのか、日本人でも知らない人が結構いると思うんです。そういったちょっとした豆知識を含め、子供たちに飽きずに楽しんでもらえるショウを心がけていて、今は七夕のショウに向けてセリフなどの練習に入っており、小道具もせっせと作っています(笑)」
愛子さん手作りのパペットを使ったパペット落語(※背後の障子などもショウのための持ち込み大道具/Photo by Athe Arifin)
ショウの際に見ることができる子供たちの笑顔が何よりのやりがいだといいます。
「全員といってもいいほど紙芝居は皆、静かに座って興味津々の表情で観てくれるし、パペット落語では大爆笑になったり。まだまだやりたいことはたくさんあるので、今後も季節ごとの楽しいショウを考案していきたいと思っています」
Wasabi Kids
※以下、各ショウの内容は1時間の場合
【日本文化と四季のショウ】パペット落語/歌、踊り、手遊び/スライド/新聞紙での折り紙/昔話(大型紙芝居または大型紙人形芝居)
【七夕ショウ(6月下旬〜7月限定/4月から予約受付開始)】パペット落語/七夕についての説明/七夕の歌、踊り、手遊び/七夕飾りを飾る/七夕にまつわるお話(大型紙芝居または大型紙人形芝居)
●料金:30分 $200、1時間 $350(※どちらも今なら「ジャパラリアを見た」で$50 OFF/イースタン・サバーブは出張費込み/その他のサバーブは別途出張費) ☎ 0421-205-808 wasabikids.com