1820年にニューキャッスルで小麦製粉のための最初の風車が立てられたという跡地に現在、風車に代わってそびえ立つ白亜のモニュメントであるオベリスク。ニューキャッスルの美しい街や海を360度見渡せる絶好のロケイションにあり、シティからも徒歩でオベリスクがある山の頂上までのアクセスが可能
18回にわたってお送りした「ニューキャッスル特集」ブログ記事、いかがでしたでしょうか?
2015年1月12日(月)開催のAFCアジアカップ日本VSパレスチナ戦に当たって多数の日本人観戦客の動員が予想されることを受け、「一人でも多くの日本人の皆さんに、ぜひニューキャッスルへ足を運んでほしい。それも、できることなら日帰りで試合だけ観て終わるのではなく、何泊かしてゆっくりとニューキャッスルの素晴らしさをその目で見て楽しんでほしい!」というニューキャッスル市の熱い思いから実現した今回の取材旅行。
本誌取材班3人分の宿泊費も食費もすべて、1泊目はポート・スティーヴンスのB&B「海の家」が、2~3泊目はアクティヴィティで訪れた各ツアーに至るまでニューキャッスル市が全面的に負担してくれました。2003年のジャパラリア創刊から11年以上が経ちますが、 “完全無料ご招待待遇”での3泊4日もの取材旅行は今回が初めてです(※B&Bの「海の家」を含みニューキャッスル特集で紹介のホテルはすべて取材班が実際に泊めてもらったところでもあり、清潔度や快適度は絶対の保証付き!)。
海の家を営むケンさんとチエコさん夫妻
初日に訪れた海の家では翌朝、しっかりご飯をお代わりして豪華な朝食をいただいたのに、いざニューキャッスルへ向けて出発という時に、「これ、よかったらランチにどうぞ」となんと下に掲載の、竹の葉でくるんだおにぎりをチエコさんがひとりずつに持たせてくれました。その日はニューキャッスルでレストラン取材が3件入っていたので「おにぎり食べたいけど食べられるかな?」とそのままになっていましたが、1件目のランチ取材の後は時間の間隔があまり空かなかったこともあり、2件目と3件目のレストランでもとても豪華な料理を出してもらいながら記者はほとんど空腹感を感じず、従って2〜3件目では数口程度しか食べられませんでした。だからでしょうか、取材を終えてホテルに帰り着いたころに小腹が空き、しっかり夜ホテルの部屋で完食(笑)。おにぎり、最高に美味しかったです♪
食べる際に巻くようにと海苔は別に添えられていました
ニューキャッスル滞在中、取材で訪れたレストランやツアー関係者だけでなく、通りを歩いている見知らぬ地元のオージーたちに至るまで、ことごとくがフレンドリーで親切な人ばかりだったのは特筆に値します。例えば、シドニーとは少々勝手が異なる路上でのパーキング・メーターを前に、とはいっても決して右往左往していたわけではないのに通りすがりの女性が「どうしたの?やり方分かる?」と声をかけてくれたり、ミネラル・ウォーターを買おうとふと入ったコンビニで、女性店員同士がおしゃべりに夢中になっているというよくある光景の中、シドニーだったら入店しても無視されて終わりのところ、とっさにおしゃべりを中断して「Hi, how are you?」と元気いっぱいの笑顔で挨拶してくれたり…。
取材先のひとつ、創作和食レストラン、なぎさは、連絡の行き違いにより1時間ほど待たされることになりましたが、同店代表の難波太陽さんに「すみませんが隣の店でコーヒーでも飲んで待っていていただけますか」と言われ、こちらもしゃれた雰囲気のレストラン、ベリーニに案内されました。いざ席に着くと記者たちが頼んだコーヒー以外にベリーニの豪華なスウィーツ盛り合わせが出されたのでウェイトレスに「これ頼んでないよ」と伝えると、「太陽からよ♪」とウィンクされました。太陽さんが取材時間を間違えたわけでもないのに、結果的に記者たちを待たせることになってしまって申し訳ないという太陽さんの粋な計らいだったのです。
今回の取材を終えて、ニューキャッスル市だけでなく取材班も3人とも、「一人でも多くの本誌読者にニューキャッスルを泊まりがけで堪能してほしい!」と心から強く思いました。その思いが、そしてニューキャッスルの素晴らしさが、今回の取材記事の一つひとつから少しでも読者に伝わることを願ってやみません。
風光明媚なニューキャッスル・ビーチ
「AFCアジアカップ・オーストラリア2015」関係者3人と、地ビール・カフェ「ザ・グレイン・ストア」でこの夜最後の取材を無事終えて乾杯! 左からマークさん、本特集で紹介の日本食レストランなぎさの代表でもある太陽さん、そしてジャパラリアにコラム「アジアカップがやってくる!」を連載中で本特集取材班の一人としてシドニーから参加の直樹さん
下の写真は2015年1月12日(月)6pm開戦のAFCアジアカップ日本VSパレスチナ戦の会場となるニューキャッスル・スタジアムです。料金はセクション・カテゴリーによって大人$30.59、$20.39、$15.29、コンセッション$15.29、$10.20、$5.10。キャパ3万3,000ですがアジアカップはソールド・アウトが予想されているためチケットの手配は早めにこちらまで!
ニューキャッスル・スタジアム
Special thanks to The City of Newcastle
今回のニューキャッスル取材で「海の家」に滞在中、パンをもらいにきたポッサム母子の動画♪