クロウズ・ネスト交差点からすぐの場所にオープンしたばかりの日本食店@!レストラン(“アット・レストラン”と読みます)。
淳さんこだわりの寿司盛り合わせ@!スタイルは、写真の握り寿司10貫に巻物6個が別に添えられます($38)
オーナー・シェフの斎藤淳(あつし)さんは、17歳から日本でバイトとして日本食の世界に入り、23歳で来豪。シドニー在住歴の長い人の間ではいまだに語り草である一流店・祇園を経て、スシE(Sushi E)の立ち上げに携わり、その後いったんオーストラリアを離れNOBUバハマ店へ。最終的には同店寿司料理長を務めるという輝かしいキャリアを誇ります。「月刊ジャパラリア」のグルメ連載でもお馴染み、東レストランのオーナー・シェフ、東公孝さんの強力な推薦の下に今回の取材が実現、以前シドニー時代に「東さんにはとてもお世話になりました」と淳さん。
店名は、寿司職人である淳さんの名前をローマ字で書くと“At Sushi(Atsushi)”と読めることや、日本食の基本を踏襲しつつ、「でも出した際に“あっと”驚いてもらえるような楽しい料理を提供したい」といった思いが込められています。
軟らかさ絶品の仔羊肉の柚子コショウ・マヨネーズ焼き($22)は、グラスを取るとサラダがパッと広がります(脇に添えられたドレッシングはサラダ用)
淳さんこだわりの握り寿司は完璧なまでにオーソドックスですが、一方、同じく淳さんとシドニー時代からの旧知の仲でNOBUバハマ店でも一緒に働いたという同店厨房料理長・田中良和さんによる一品料理は、女子好み、オージー好みの“見た目”も意識しつつ、いざ口に運ぶと万人受けする一流の味を楽しませてくれます。
新鮮な生魚を特製のタレで和えたセヴィチェ($12)
これだけでもおつまみに最高の山盛りポテト・ネストの中に、ジューシーで軟らかいスカート・ビーフがたっぷり隠れた一品($25)
今回紹介してもらったメニュー以外にも、シーフード・パスタ($15)やチーズ餃子(4個入り$8)などの気になるメニューがあるかと思えば、サバ塩焼き($8)などの定番もしっかり押さえています。
シャケを巻き込んで海老を載せたドラゴン・アッシュ巻き($16)
取材時にはマルカルポーネ・チーズを使った贅沢なチーズ・ムースも出してくれました♪
店名にはもうひとつ、見逃せない重要な意味が込められています。“アット・ホーム”な雰囲気でくつろげる店、これです♪
@! Restaurant
417 Pacific Hwy., Crows Nest ☎ (02)9437-5285 ■ランチ/木~日12PM~2:30PM、ディナー/火~金5:30PM~10PM、土5PM~10PM、日5PM~9:30PM ◇酒類ライセンスあり(ワインのみBYO可/コーケイジ:1人$3.50)