1月26日の建国記念日オーストラリア・デイの祝日、皆さんはいかがお過ごしでしたか? それにしても当日のシドニーは暑かったですね。記者は、ジャパラリアの取材ではないのですが、19世紀半ばのオーストラリアにまつわる仕事に携わることになった友人の“取材”に便乗して、シドニーから北西へ車で1時間ちょっとの位置にあるウィンザーに隣接する、ウィルバフォースという町に行ってきました。
ウィルバフォースには、19世紀オーストラリア開拓時代の建物の数々をそっくりそこに移し集めた開拓者村「オーストラリアーナ・パイオニア・ヴィレッジ」があるのです。普段は閉鎖されているのですが、オーストラリア・デイということで一般開放されました。
記者の友人のために今回の開拓者村一般公開の情報を提供してくれ、会場内の案内人となってくれたのはウィルバフォース在住のタロット・リーダー、リリーさん。オーストラリア・デイらしいファンキーな麦わら帽子ですね
入口でもらった会場マップ。ご覧のように教会や学校、銀行や郵便局、各種店舗、一般人の住居といった開拓時代のさまざまな建物が一堂に集められ保護されています
当時の上流階級人の大邸宅を保護した歴史建造物はオーストラリア全国にありますが、ここでは開拓時代の労働者階級の暮らしぶりを間近に感じ取ることができます
この日は当時の二輪馬車に乗って会場内を一周することもできました
開拓時代を彷彿させるカントリー・ミュージックの生演奏もあって雰囲気満点♪
鍛冶屋だった建物の中では実際に職人さんが当時の方法で馬の蹄鉄をトンカンしていました
二輪馬車の展示
当時の一般住居内部。右奥にアップライトのピアノもあって優雅そうに見えますが、全般的に建物自体も部屋の大きさも、日本人の私たちから見てもすごく小さいんです。開拓時代の労働者階級の人々の苦労がしのばれます
会場内の屋台で買ったソーセージ・サンドウィッチでランチ♪ 日本のたこ焼きとか焼きそばもそうですが、お祭りで買うこの手の食べ物って、なんてことないのになぜかとてつもなく美味しく感じませんか?
会場内のショップでリリーさんが買った、木でできた可愛い手作りのパズル。かなり厚みがあるので「鍋置きにも使えそう♪」とリリーさん
NSW州ヘリテージ指定を受けているウィルバフォースの開拓者村は、前述の通り普段は一般開放されていませんがスクール団体の研修やウエディングなど、各種ファンクション利用が可能ですので興味がある人はぜひ問い合わせてみて。
The Australiana Pioneer Village
☎ (02)4575-1777 theapv.org.au