「AINとして私の持っている知識や経験をAINを目指す人たちにシェアできたらと思い」
アシスタントナース
(海外留学・看護師支援コミュニティ「看護シゴト」主宰)
水島亜希子さん(37歳)
Akiko Mizushima

「私の日本の大学の教授が看護師の資格だけでなく医師の国際免許を持っていて、アフリカに自分の診療所を構えているという珍しい人で、大学4年生の看護実習はアフリカで行われることを高校生の時に知り、アフリカに行きたくてその大学に入りました(笑)」
ベッド数88のシドニーの私立病院でアシスタントナース(正式英語名:Assistant in Nursing/以下AIN)として働く傍ら、海外留学・看護師支援コミュニティ「看護シゴト」を起ち上げ、AIN交流会や説明会などのイヴェントを積極的に開催、インスタグラムでもオーストラリアにおけるAINについての情報を発信している亜希子さん。東京の聖母大学(※亜希子さんが卒業した後、上智大学と合併)の看護学部で学び、4年生の時にいくつかある中から将来の進路を見据えた学部が選べることになった際に国際看護学部を選択、念願のアフリカでの研修も終え晴れて正看護師の資格を取得し、卒業後は昭和大学病院の消化器外科で勤務した。
「アフリカでの看護実習だけでなく、もともと海外に行ってみたかったんですが、まずは日本で一人前の看護師になってからと思い4年間働いて26歳の時に病院を辞め、ワーキング・ホリデイで来豪しました」
日本の看護師免許を保持していても当然オーストラリアではオーストラリアの定めた資格を取得する必要があり、憧れの海外生活を始め、いざオーストラリアでも看護師に!と来豪前から視野に入れていたが、現実は甘くはなかった。
「大学でも英語の授業はあったし、4年間、日本で看護師として勤務したからまあまあ根性もあると思っていたんですが、いざ来てみたら英語力、全然ないなと…(笑)」
こうしていったんは諦め、ワーホリ期間終了後は学生ヴィザを更新しながら飲食店のフロア・スタッフとして数年働いたが、オーストラリアで出会った男性とパートナー・ヴィザを申請し2023年に永住権を取得したことにより、忘れかけていた夢が再燃。
「永住権が取れて、ああ、この国にずっと住んでいくんだなと思ったら、またやる気のスイッチが入って(笑)、ヘルス・サーヴィス・アシスタンス(HSA)の半年のコースを受講、サーティフィケイトIIIを取得し、今の病院でAINとして働き始めました。シドニーでのAIN歴は3年目になります」
亜希子さんが取得したHSAは亜希子さんが1期生または2期生という新しい資格だ。
「AINの資格は大きく2種類あり、私の持っているHSAと、エイジド・ケアなどで働く個別サポートに分かれます。個別サポートは結構昔からあるんですが、HSAはまだ新しいため情報集めが難しく、私が受講していた時は周りにAINの友達もおらず不安で心細い思いをしました。私が働いている病院にも日本人のAIN実習の子たちがたくさん来るんですが、やはりみんな受講当時の私と同じように感じていると知り、私の持っている知識や経験をシェアできたらと思い『看護シゴト』を起ち上げました。交流できる場があったら、例えば自分とは別の学校でAINの資格を取った子、別の病院で働く子の話を聞くことで、自分がどんな学校へ行ったか、今どういうところで働いているか分かるので、情報交換によってもっといい環境を選べるかもしれないというのもありました」
亜希子さんが「看護シゴト」を起ち上げたのは2025年に入ってからだが、日本での正看護師、オーストラリアでのAINとしての経験に基づいた活動内容の真摯さから、オーストラリアをはじめとして日本、韓国、フィリピン、中国にオフィスを構える大手留学エージェントのKOKOS(ココス)と提携を結ぶまでに至っている。
「せっかくだからAINで終わらず、オーストラリアでも正看護師の資格を取ろうかなと今、考え中です。日本の看護師時代は職場環境も上司も厳しくていっぱい泣きましたが(笑)、シドニーでAINをやっていると日本人というだけで勤勉だとか接し方がソフトだといって褒めてもらえ、日本で頑張ってよかったと思います。ワーホリの1年なんてあっという間です。オーストラリアでAINになりたいけど誰に相談したらいいのかなと悩んでいる人はぜひ気軽に連絡してください」
看護シゴト
公式サイト:kangoshigoto.com インスタグラム:kangoshigoto
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