20世紀前半に渡欧した豪女性芸術家たち/特別展「危険なほどにモダン1890〜1940」開催

【ペアチケットプレゼント!】
$90相当
2組様
(※応募方法はこの投稿下に掲載!)

日本語ガイドツアーあり♪

※「危険なほどにモダン展メディアプレヴューを取材したジャパラリア公式YouTubeチャンネルの動画はこちら!】

 ザ・ドメインのNSW州立美術館ナーラ・ヌラ館(旧館)で10月11日(土)、特別展「危険なほどにモダン1890〜1940」が開幕、2026年2月15日(日)まで開催。1890年から1940年までの50年の間に生み出された、当時ヨーロッパへ渡り創作活動を行ったオーストラリア人女性アーティスト50人の絵画や版画、デッサン、彫刻、陶芸作品など200点以上を展示。

ヒルダ・リックス・ニコラス作「あるオーストラリア人女性」(1926年作/油絵/103 x 81cm/オーストラリア国立美術館蔵/©︎Bronwyn Wright)

 19世紀末から20世紀前半にかけてのオーストラリア芸術界では、女性芸術家たちも男性アーティストと同じように海外に目を向け、特にヨーロッパで本格的にアートを学んだり実力を発揮したいと考えるようになり、実際に数多くの豪州人女性アーティストが渡欧した。ちょうどヨーロッパではモダニズムが台頭していた時期でもあり、オーストラリアを離れ、ヨーロッパ芸術の本場で大いに刺激を受けたであろうそれら豪女性芸術家たちは、だが帰国後、まだウーマンリブという言葉も存在せず依然として保守的だった母国オーストラリアでは冷ややかに受け止められ、作品に対する評価も当時は決して高くはなかった。

マーガレット・プレストン作「アイルランドの海辺の風景」(1914年作/油絵/35.5 x 42.7cm/NSW州立美術館蔵/©︎Margaret Rose Preston Estate)

グラディス・レイネル作「物思いにふける」(1913年作/油絵/73 x 60cm/SA州立美術館蔵/©︎Estate of Gladys Reynell)

 ノラ・ヘイゼン、マーガレット・プレストン、グレイス・コッシントン・スミスなど現代では海外でも著名な芸術家はもちろん、そこまで知名度はないものの非常に優れた作品を残した女性アーティストたちが後世のオーストラリア芸術界へもたらした多大な役割を展示作品を通して考察させてくれる。

「危険なほどにモダン展」期間中の10月26日から2026年1月25日までの毎週日曜11amより、同美術館専属の日本人ヴォランティアによる同展の日本語ガイド・ツアーが行われることになり、約1時間かけて同展の見どころなどを案内してくれる(※年末年始の12月21日、28日、1月4日を除く)。参加希望者は同展の入場チケットを事前購入の上、11am前に地下2階の同展入口前に集合を。

 そんな同展の、期間中の好きな日に入場できる日付指定なしのペアチケット($90相当)を抽選で本誌読者2組にプレゼント。希望者はジャパラリア公式サイトお問い合わせフォーム(こちら!)よりメッセージ欄に①氏名(ローマ字)、②「危険なほどにモダン」と記載の上、応募を。2025年10月17日(金)到着分まで有効。当選者の発表は電子チケットのE-mail送信をもって代える。

※「危険なほどにモダン展メディアプレヴューを取材したジャパラリア公式YouTubeチャンネルの動画はこちら!】

Dangerously Modern: Australian Women Artists in Europe 1890–1940” – info

●会場:NSW州立美術館・ナーラ・ヌラ館(旧館)(Art Gallery of NSW – Naala Nura building, Art Gallery Rd., Sydney) ●10月11日(土)〜2026年2月15日(日) ●開館時間(12月25日を除き休館日なしで毎日開館):10am-5pm(水は10pmまで)●料金(※毎週水曜5pm-10pmは1人分の料金で2人入場可能!):*入場日指定のオンライン予約の場合/大人$35、コンセッション$32、12〜17歳$18、ファミリー(大人2人+子供3人)$88、12歳未満無料 *期間中の好きな日に入場できる日付指定なしのチケット/一律$45 ℡:1800-679-278 artgallery.nsw.gov.au

【ジャパラリア公式YouTubeチャンネル最新投稿】
●ニュース:危険なほどにモダン展
●シドニー・レストラン取材:けんちゃんカレーニュータウン店
●シドニー・レストラン取材:サリバブラザーズ
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