【※今回の「まんぷくローズベリー店」の取材YouTube動画はこちら！】

　ローズベリーにあるかつて缶詰工場だった歴史ある煉瓦造りの建物がザ・キャンナリーという名のお洒落なグルメ＆ショッピング・センターに生まれ変わり、その中にオープンしたばかりのグループ４店舗目となるラーメン専門店まんぷくのローズベリー店。

　場所柄グルテンフリー派の客層も多く、まんぷくの人気ラーメンのひとつであるまんぷくレッドとは別に、ローズベリー店オリジナルのスパイシー・ディアブル（フランス語で悪魔という意味！）・チキンガラ（$28）は、通常の麺でなくグルテンフリー麺を選ぶと100%グルテンフリーのラーメンとなる。自家製チリ・オイルを使用したスパイシーなスープに、改良を重ねた自慢のグルテンフリー麺がよく絡み、肉はチャーシューではなく香ばしく炙った鶏肉が載る。スープは初めはそこまで辛くないが、後から花椒（ホアジャオ）のピリピリッとした刺激が。ゆでたキャベツやモヤシも肉の下に隠れており、グルテンフリーでない人も一度は試したい美味しさ。

スパイシー・ディアブル・チキンガラ（$28）

　まんぷくといえばお馴染みシグネチャー・ラーメンのロング・ネイム（$24）も他店舗とは少し異なり、ポークとチキンのダブル・スープがベイスだが客層に豚肉を好まない人も多いため、特有の臭みはなくコクがありながらも比較的あっさりしたスープとなっている。麵は卵麵で細麵に近く、大きめのチャーシューもショウガなどで煮込んであるので食べやすい。煮卵は中が完璧な半熟で味がよく染みており、白いご飯にも合いそう。

ロング・ネイム（$24）

　丼ものではこちらもローズベリー店オリジナルの、ほぐしたチャーシューを使った数量限定のチャーシュー丼、その名もシェフズ・スタイル・プルド・ポーク・ライス・ボウル（$25）を試してみて。甘めのしょうゆベイスの味は間違いなくチャーシューが、ホロホロと軟らかいプルド・ポーク（＝ほぐされた豚肉）になっているという味覚と食感が新鮮で、シイタケやキャベツなどの野菜もたっぷり。またマヨネーズで和えた卵サラダが添えられているのも嬉しい。

シェフズ・スタイル・プルド・ポーク・ライス・ボウル（$25）

　まんぷくのどの店舗と比較してもアルコール類が豊富にそろっているのもローズベリー店の特徴で、日本のウイスキーだけでも７酒類。自家製の梅酒（$12）は2年物（！）で、梅の旨みがダイレクトに味わえる。中野酒造（大分）の紅茶梅酒「ちえびじん」（$10）や完熟トマトのピューレに日本酒をブレンドした梅乃宿酒造（奈良）の「甘くておいしいトマト」（$10）は女性にも大人気。お酒のアテに人気のトリュフ枝豆（$10）はトリュフの香りを封じ込めるため袋に入ったままサーヴされ、袋を手でちぎって開けると一気にいい香りが漂う。ほどよく歯応えのある枝豆にトリュフ・オイルが絡み絶品。これはどんどんお酒が進んでしまいそう。

左から自家製梅酒（$12）、紅茶梅酒「ちえびじん」（$10）、完熟トマト酒「甘くておいしいトマト」（60ml $10、ボトル$110）

トリュフ枝豆（$10）

【※今回の「まんぷくローズベリー店」の取材YouTube動画はこちら！】

Manpuku Rosebery

●Tenancy 12, Ground Level, The Cannery, 61 Mentmore Ave., Rosebery　℡: 0410-489-357　■ランチ（無休）11am-2:30pm、ディナー（無休）5pm-8pm　◇酒類ライセンスあり　インスタグラム：manpuku_rosebery

【ジャパラリア公式YouTubeチャンネル最新投稿】
●シドニー探訪：フラワー・ミル・マーケット
●シドニー・レストラン取材：まんぷくローズベリー店
●シドニー・レストラン取材：スシトレイン・ボンダイ・ジャンクション店
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