「輝く女性たち」:上松不動産代表の上松和子さん

不動産購入のチャンスは今です

上松不動産代表
上松和子さん
Kazuko Uematsu

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「オーストラリアに来たきっかけは、まだ結婚する前に主人が一人でヨーロッパやアメリカを旅行して、まだオーストリアに行ったことがなく、なにかの映画で見たのに“世界で最後に残る国はオーストラリア”だと(笑)。それで、『じゃあオーストラリアに行こう』と決めて移住しました。その当時オーストラリアの永住権取得は厳しく、永住権の許可が下りる職業の中に日本食のシェフがありましたので、主人は大阪の辻学園(※日本初の調理師養成学校)に1年通い免許を習得しました。1982年に移住して翌年に日本食レストラン『きよまさ』をモスマンにオープンして以来、約20年、トータル15­〜16軒、NZのクイーンズタウンにも日本食レストランをオープンしました。私は主人の店を手伝いながらも不動産にとても興味がありましたので、時間を見つけてはオープン・インスペションに行き住宅を見て回りました。いつかはこの仕事がしたい思い1990年にTAFEの1年間のコースで学びライセンスを習得し、92年に自社の『上松不動産』を起ち上げました」

 ニュートラル・ベイのミリタリー・ロード沿いにあるコマーシャル・ビルに不動産会社「上松不動産」を構え、スタッフも5人抱える代表の上松和子さん。今年創業32年の実績を誇り、日本人経営の不動産業者としてはシドニーで老舗級の存在だ。

「最初は手探りでしたがその当時、日本からの学生の留学が盛んになり学生さん向けの賃貸が始まりでした。また、日本企業の駐在も徐々に赴任者が増え社宅や住宅の賃貸の紹介を行うようになりました。紹介する物件も生活するのに安全な地域を厳選してご案内するよう心がけ、何年かで実績と日本人コミュニティとの強い繋がりができ、シドニーで信頼される日本人経営の不動産会社となり、ローカルの不動産業者との信頼関係も築けました。これも皆さんのご支援があったからこそと深く感謝しています」

 賃貸物件に関しては、自分が日本人でよかったなと思うことが多々あるという。

「物件のオーナーから、『ぜひ日本人のテナントさんを入れてくれ』と言われたことが何度もありました。日本人は部屋をきれいに使ってくれるし、家賃の滞納もないし、理想的なテナントだという認識がオージーだけでなくその他の国出身のオーナーたちの間でも一般的になってきたということです」

 同様に、日本を出て海外で暮らすようになって初めて見えた日本の良さ、そして日本人としての自覚も芽生えたという。

「日本に行ったことがあるオージーの方から大勢、いかに日本が素晴らしいかをよく聞かされます。私たち移民はある意味、この国に“お客さん的に住まわせてもらっている身”でもありますから、オージーたちが抱いてくれている日本のいいイメージを体現しなければと身が引き締まる思いです(笑)」

 賃貸だけでなく売買も取り扱う。

「これからのオーストラリアで自宅を購入するには何が一番大切かお伝えして、ぜひ購入できるよう物件紹介とアドヴァイスをさせていただきます。“チャンスは今”です。また、家を売りたいと考えている方には、どうしたらより良い金額で売れるかを弊社が培ってきた戦略で満足のいく金額で売れるよう支援いたします」

 プライヴェイトではテニス愛好家。

「シドニーのさわやかな天候に恵まれた中、毎週テニスをするのが楽しみです。何十年シドニーに住んでいても、車を運転していてハイウェイからシドニー湾が見えると『ああ、きれいだなあ』と毎回感動します。賃貸・売買ともに、不動産のことならまずはお気軽にご相談ください」

Uematsu Properties

●Shop10/99 Military Rd., Neutral Bay ℡: (02)9953-3268 / 0412-231-000 uproperties.com.au

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●体験レッスン取材:金継ぎオーストラリア
●店舗取材:紀伊國屋書店シドニー店
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