「おばゲイDIARY」のイッチーさんが西洋陶絵付けに挑戦!/シドニー・ポーセレン・アート・クラブ

【今回の陶絵付け体験レッスン取材YouTube動画はこちら!】

 シティからバス一本のシドニー北郊トップ・ライド・シティ・ショッピング・センターに絵付け歴28年、同講師歴20年以上の講師・渡辺恵理子さんが構える陶絵付けスクール「シドニー・ポーセレン・アート・クラブ」で、ジャパラリア巻末の人気連載エッセイ「おばゲイDIARY」のイッチーさんが体験レッスンを受けることになり、その様子をリポート♪

恵理子さんのお手本(左)を基に描いたプレイトを手に満足げな表情のイッチーさん
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 もともとは中国、さらには日本の主に有田焼(伊万里焼)が伝来し、17世紀から18世紀にかけて独自の発展を遂げたヨーロッパの伝統工芸である陶絵付けを簡単に説明すると、釉薬をかけて焼成され、既に使用できる状態になっている白い無地の陶磁器や磁器に絵付け専用の絵の具と絵筆で絵を施し、電気炉(800度前後)で焼き上げて仕上げ、単に飾り用としてだけでなく食器として普通に使用することができるというもの。

恵理子さんによる伝統的なヨーロピアン・スタイルの絵付け作品
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シックな和の絵柄を描きたい人にも恵理子さんは対応(※写真は恵理子さん作)
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 体験レッスンでは初心者向けのいくつかの絵柄の中から受講者が好きなものを選べ、イッチーさんが選んだのは果物のプルーンが2個重なったもの。恵理子さんにお手本を示してもらいながら、まずは丸い実の部分を描くが、グラデイションで明暗を付けるのはそれなりのテクニックを要する。イッチーさんは西洋の陶絵付けこそ今回が初挑戦だが日本の陶芸を何年も続けており、毎月サリー・ヒルズ・マーケットで自身の作品を販売するなどプロの“陶芸家”としての顔も持つことから、その腕前に恵理子さんも驚いたほど。

【イッチーさんの陶絵付けスタート!】

まずは粉状の絵の具を専用オイルで溶いて
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ブルーンの実の部分から絵付け
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1個のプルーンに光が当たっているように見える白いスポットを入れて
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軸の枝を茶色い絵の具で描き込み
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可愛い葉っぱを描いたらプルーンの絵柄は完成
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恵理子さんの提案でプレイトの四方も色付け
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四方に塗った色の色ムラは目の細かいスポンジで優しくポンポンと叩きながら調整
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直線の部分にパール仕様の立体的なドットを均等な幅でチョンチョンと色付けして
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イッチーさんの署名を入れて
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出来上がり♪
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 イッチーさんのようにある程度の絵心が一切ない人も安心を。絵心があっても、既に焼かれてそのままでも食器として使える皿は表面がツルツルしているため画用紙やキャンヴァスに絵を描くのと異なり筆がすべって意外と難しいが、恵理子さんが根気強く指導してくれるし、また、何度失敗しても拭き取ってまた描けるのが陶絵付けの便利なところ。

 体験レッスンで描いた作品は後日、恵理子さんが焼き上げてくれた完成品をもらえるが、受け渡しの際に受講の継続をすすめられることは一切ないから、実際にやってみて続けたい人だけ続ければいいし、「ちょっと自分には向いてないかな」と思う人は完成品だけ受け取って終わりということでも全く問題ないので少しでも興味があればぜひ気軽に体験レッスン受講を!

【今回の陶絵付け体験レッスン取材YouTube動画はこちら!】

Sydney Porcelain Art Club

【体験レッスン】*開催曜日+時間:応相談 *所要時間:2時間半完結(焼いた作品のみ後日受け渡し) *料金:$100(完成作品を含み材料費等すべて込み)

●5 Pope St., Ryde(トップ・ライド・シティ・ショッピング・センター敷地内)※シティからは500Xのバス一本で25分、またはチャツウッドからなら533ですぐ♪(ショッピング・センターに駐車場あり) TEL: (02)9800-9801 / 0415-309-577 E-mail :watanabe.eriko07@gmail.com sydney-porcelain-art-club.com

【ジャパラリア公式YouTubeチャンネル最新投稿】
●体験レッスン取材:シドニー・ポーセレン・アート・クラブ
●シドニー探訪:パワーハウス博物館
●レストラン取材:ゴールド・クラス達磨

(※動画視聴は↓以下の画像ではなく↑上の赤い太字をクリック♪)

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