【特別展「1001リマーカブル・オブジェクツ」の見どころを
紹介したジャパラリア取材動画はこちら!】
チャイナタウンに隣接するアルティモのパワーハウス博物館で8月26日、無料特別展「1001(ワン・サウザンド・ワン)リマーカブル・オブジェクツ」が開幕、2023年12月31日まで開催中。
25部屋それぞれの展示ルームで室内のデザインやテーマ・カラーが異なるのもユニーク。中央にあるのはイギリスの一流陶磁器ブランド、ミントンが1870年代に制作した1.5メートルの高さの陶器の孔雀

“パワーハウス”という名の通り、元発電所だった建物を改装した博物館ということもあってか、同館は科学技術に関連した展示作品も多い一方、南半球最大の衣装コレクションを誇ることでも知られる。所蔵品の総数は大小合わせ実に50万点に上り、館内スペイスの関係上そのすべてを常設展示作品として展示することはできないため、同館関係者たちが迷いに迷って選んだ1001点を展示した特別展が「1001リマーカブル・オブジェクツ」だ。
左:バズ・ラーマン監督の2001年の豪米合作ミュージカル映画「ムーラン・ルージュ」で主演のニコール・キッドマンが着たドレス
中央:18世紀ヨーロッパ女性の宮廷服(1760年/イギリス)
右:2000年シドニー五輪閉幕式のパフォーマンスでカイリー・ミノーグが着用した衣装
同展では展示スペイスを25部屋に区切り、それぞれの部屋で室内のデザインやテーマ・カラーなども変え、1917年にアメリカで生産された電気自動車デトロイト号や、シドニー国際空港の正式名称ともなった世界的に名高いオーストラリア人飛行家チャールズ・キングスフォード・スミスが1935年、墜落事故により38歳の若さにして命を落とした際に最後に操縦していた飛行機の車輪、イギリスのW & Mストダート社製のアップライト・グランド・ピアノ(1809年)などの大型の展示作品から家具、衣装、アクセサリー、工芸品などなど老若男女誰もが楽しめるさまざまなジャンル・国・年代の貴重なアイテムが多数展示されている。中でもファッションは18世紀ヨーロッパの宮廷衣装から江戸時代中期(1775年)の日本の武将の鎧兜、ココ・シャネルが1939年のコレクションで発表したイヴニング・ドレス、ヴィヴィアン・ウエストウッドがデザインした靴(1993〜94年)、バズ・ラーマン監督の2001年の豪米合作ミュージカル映画「ムーラン・ルージュ」でニコール・キッドマンが着用したドレス、2000年シドニー五輪閉幕式のパフォーマンスでカイリー・ミノーグが着用した衣装など幅広い時代を網羅、細部に至るディテイルまで間近に観賞できる。
“1001 Remarkable Objects” – info
●会場:パワーハウス博物館(Powerhouse Museum, 500 Harris St., Ultimo ●期間:12月31日まで開催中 ●開館時間(12月25日クリスマス・デイを除き休館日なしで毎日開館):10am-5pm(木は9pmまで) ●入館料:無料 TEL: (02)9217-0111 powerhouse.com.au/visit/ultimo
【ジャパラリア公式YouTubeチャンネル最新投稿】
●体験レッスン取材:シドニー・ポーセレン・アート・クラブ
●シドニー探訪:パワーハウス博物館
●レストラン取材:ゴールド・クラス達磨
(※動画視聴は↓以下の画像ではなく↑上の赤い太字をクリック♪)
