2ハット受賞の一流イタリアン・レストラン、ブオン・リコルドで5年のシェフ歴を持つオーナー・シェフ龍徹(りゅう・とおる)さんがニュートラル・ベイに構えるイタリアン・レストランシックスティーンも今年9年目を迎え、地元にすっかり定着しました。贅沢かつ特別感溢れる料理の数々は、見た目の繊細さに加え舌の肥えた人でも大満足の美味しいツボが押さえられたものばかり。ディナーの仕込みを朝から行うほど美食を追求していますが良心的な料金設定で、在住日本人はもちろんオージー客からも高い評価を得ているのもうなずけます。
食前酒におすすめ、イタリア産カルぺネ・マルヴォルティのプロセッコ(グラス$13)
前菜のおすすめは、どちらも創業以来の定番メニューである2品。まず炙りホタテ($24)は肉厚のホタテ、マッシュルーム、ベイコン、トマトの組み合わせが絶妙で、トマトの酸味とバルサミコ酢の特製ソースがこれぞイタリアン。
炙りホタテ($24)
もう一品のファゴッティーニ($19)はミートボールのトリュフ・オイル風味。牛豚合挽き肉にパルメザン・チーズを加え、肉汁が逃げないよう網脂で包み、オーヴンで焼いて仕上げます。トリュフの香り漂うふわふわのミートボールにナイフを入れると肉汁が溢れ、柚子ゴショウが絶妙なアクセントを加えます。
ファゴッティーニ($19)
自家製ラヴィオリ($30)は濃厚なベシャメル・ソースとクリームがパスタに絡み、トリュフ風味のペコリーノ・チーズが散らされた一品。パスタに挟まれた半熟の卵黄を割ればクリーミー感マックスで頬が落ちそうに。人気のベイカリー、ソノマのパン(3切れ$6)に浸してソースを最後の一滴まで味わいたいです。
自家製ラヴィオリ($30)
ソノマのパン(3切れ$6)
ウニのイカ墨パスタ($38/※ウニの価格により若干変動あり)は新鮮な甲イカから取り出した墨を麺の生地に練り込み、タスマニア産ウニをトマト・ベイスの特製ソースと絡めた究極の美味しさが日本人客に大人気。自家製手打ち麺がアル・デンテなのは言うまでもなく、ウニが惜しげなく入っているのが嬉しいです。
ウニのイカ墨パスタ($38/※ウニの価格により若干変動あり)
デザートもマストで、マスカルポーネ・チーズを使用したティラミス($13)もラズベリー・ソースのヴァニラ・パンナコッタ($13)も日本人好みの甘すぎない大人の味でリッチな気分に。
ティラミス($13)
ヴァニラ・パンナコッタ($13)
お得なテイスティング5コース(前菜2種、メイン1種、パスタ、デザート:$69から)、同7コース(前菜3種、メイン2種、以下同:$89から)も人気。
16 – Sixteen
●236 Military Road., Neutral Bay ☎ (02)9909-0160 ■月~土6pm-10pm(ラストオーダー 9:30pm) 日休 ◇酒類ライセンスあり(ワインのみBYO可) restaurant16.com