「輝く女性たち」:宝石店「ジェニーベイ」日本人顧客担当の和子さん

専業主婦時代は宝石どころじゃありませんでした(笑)」

宝石店「ジェニーベイ」日本人顧客担当
和子さん(52)
Kazuko

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kazuko「出産前に日本の会社で1年半、事務の仕事をしたこともありましたが、上の子が産まれてからの15年はもっぱら専業主婦で、当時は宝石どころじゃありませんでした(笑)。私自身、あまり興味もなかったし」

 シティのキャッスルレー・ストリートを挟んでディオールの真向かいに立つ歴史あるコマーシャルビル6階にある宝石店ジェニーベイで日本人顧客担当として働く和子さん。兵庫県神戸市出身で、高校時代に1年間、交換留学生としてキャンベラで生活したこともあり、大学を卒業するとすぐにワーキング・ホリデイ・メイカーとして再来豪、こちらもワーホリ来豪中だった現在のご主人である日本人男性と知り合い帰国後数年の交際を経て25歳の時に結婚、神戸で幸せに暮らしていましたが…。

「阪神大震災を経験し、その後、新しい生活を求めて二人が出会ったシドニーに住んでみようということになりました。幸い主人がワーホリ時代にバイトしていた日系宝石店がヴィザのスポンサーになってくれ、96年に一家4人で移住しました」

 その後、永住権も取得しましたが、ご主人の勤めていた宝石店がクローズ、ご主人は別の宝石店での職を得ましたが、異業種の副業も始め、そちらが忙しくなってきたため和子さんはピンチ・ヒッターとして全く未経験の宝飾業界へと飛び込みました。8年前の話です。

「接客業自体、初めてでしたし、宝石のことなんて何も分からなかったから、今もそうですが毎日が勉強でした(笑)。でも知れば知るほど宝石の世界は興味深く、毎年香港で開催される世界で最も大規模な宝飾展にもここ数年、毎年足を運ぶようになりました」

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 和子さんが働くジェニーベイは路面店ではなく、サプライヤーからさまざまな石を借り受けての委託販売形式で在庫を抱える必要がないことから、高品質の宝石をどこよりも安く提供できるのが最大の魅力。まず石を選んで、指輪なら台座のデザインを相談しながら世界に一つだけのジュエリーを作ってもらえます。ですが、路面店ではない完全予約制ということは、アポを取って店に行ったら買うまで帰してくれないんじゃないかと不安もつきまといがち。

「その場で買っていただく必要は本当に一切ありませんし、私も押し売りは嫌いですからやりません(笑)。さまざまな種類の宝石を扱っていますが、例えばダイヤモンドの価値は基準がほぼ世界共通なので『ダイヤって、どのくらいの大きさで一体いくらするの?』などとご自分の目で見たいだけという方も大歓迎です」

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 宝石業界で働くようになった当初、婚約者を日本に残してワーホリ来豪中だった若い日本人男性のことを今も鮮明に覚えているといいます。

「彼女と自分のイニシャルを組み合わせたオリジナル・デザインの18金のリングをサプライズで贈りたいといって、彼がイメージするそのデザインを形にするのに『これからシドニーでバイトしてお金を貯めます。いくら貯めたらいいですか?』と(笑)。でも半年後、本当に買いにきてくれたんです。嬉しかったですね。ジュエリー販売だけでなく、リフォームやサイズ直し、買い取り(金&プラチナ)も行っていますので、ぜひお気軽にご予約ください」

JennyBay

●Suite 603, The Trust Building, 155 King St., Sydney ☎︎ 0422-044-257(和子さん専用) ■完全予約制:月〜金10am-5pm(※土曜または時間外も相談可) E-mail: kaz@jennybay.com.au jennybay.com.au

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