カフェ「一服」で餃子も手作りの和洋折衷カフェごはん

 閑静な新興住宅街ローズベリーに昨年11月にオープンしたカフェ「一服」は、長年シドニーのカントリー・クラブやローカルの飲食店で調理の腕を磨いてきたありささんとご主人のジョシュさんがオーナー。明るい光が差し込む開放的な店内は淡いピンクが基調のお洒落な造りで、ゆったりとした時を過ごすことができます。

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 ありささんがヘッド・シェフを務める店だけあって、和洋そろったメニュー構成が特徴。サンドウィッチ「大阪サンボ」($12)は、具材のメインをポークカツ、唐揚げ、チキン照り焼き、または豆腐ボール(※後述)からチョイス。取材で出してくれたのはポークカツで、日本人経営のベイカリーから仕入れたパンが熱々のカツと特製マヨ・ソースのかかったトマトとレタスを挟み込み、ヴォリューム満点。+$3でビールで揚げたチップスが付きます。

大阪サンボ($12)
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 ニッポン・ポケ・ボウル($18)は新鮮なアトランティック・サーモンの刺身のほか、アヴォカドや枝豆などの野菜が色鮮やかに並びます。ベイスの酢飯も単なる白米ではなく海苔や素揚げにしたケイルが混ぜ込まれ、ワカメご飯を思い出させる味付けで、ありささんのこだわりを感じさせます。

ニッポン・ポケ・ボウル($18)
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懐かしい日本の家庭的な味付けのカツカレー($20)
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 木金土はお酒BYOのディナー営業も行っており、お酒のおつまみになるちょっとした一品ものにも注目(※一品ものはランチ・タイムもオーダー可)。豆腐ボール(3個$6)はご飯に豆腐やシイタケ、枝豆などを混ぜ込み、パン粉を付けて揚げたライス・コロッケで、ビッグマックのソースを再現したという自家製ソースも含め他店にはない発想と美味しさ。

豆腐ボール(3個$6)
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 店名を冠した手作りの「一服餃子」(6個$8)は豚肉のほか白菜、ニラ、シイタケなどを加えた具材を使用。こんがりと焼けたパリパリの皮から肉汁がほとばしり、これぞ家庭の餃子と思わせる自慢の一品です。

一服餃子(6個$8)
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 もちろんコーヒーにもこだわりを見せ、コーヒー豆はシングル・O(元シングル・オリジン)の中でもグアテマラやメキシコなど一部の産地でのみ採れる甘くてクリーミーなキーラー・ビーを使用。コーヒー以外にも、抹茶の濃厚な香りがしっかり堪能できる抹茶ラテ($4.50)などもあり。

抹茶ラテ($4.50)
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 パーティ・メニューや手作りのバースデイ・ケーキなど、それぞれのニーズに応じた柔軟な対応もしてくれるので相談してみて。今後、新たな創作メニューも追加される予定というからそちらも楽しみ。

Ippuku

● Shop1/1-3 Dunning Ave., Rosebery ☎ (02)8097-5925 ■月〜水7am-4pm、木金7am-8:30pm、土8am-8:30pm、日8am-4pm 無休 ◇BYO ippuku.com.au

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