「レクレア・パティスリー」のオーナー・パティシエ 大崎孝子さん

「カガ男女会」ではインスタ映えするアフタヌーン・ティーを
ご用意しますので、参加の皆さん、携帯お忘れなく!(笑)

「レクレア・パティスリー」オーナー・パティシエ
大崎孝子さん(47歳)
Takako Osaki

※レクレア・パティスリーで開催される
第25回「カガ男女会」の詳細はこちら

takako「店をオープンして丸7年、脇目もふらず全力疾走してきたつもりですが、無我夢中で走っちゃったせいで周りが見えてなさすぎたなと痛感します。そろそろお客さんが私のケーキに飽きてきてるんじゃないかな?(笑)もっと季節ごとに商品を変えたり新しい企画を打ち出していかなきゃと決意を新たにし、2月に始めた『抹茶づくしのハイ・ティー』はその第1弾でした。先月号のジャパラリアで紹介してもらって、ジャパラリアの発行から1週間ほどが過ぎた途端、ウソみたいに予約が舞い込んで、この企画は大成功でした。ジャパラリア様様です!(笑)」

 自らオーナー・パティシエとしてモスマンの二股交差点すぐ側にパティスリー・カフェ「レクレア・パティスリー」を構える孝子さんは、オープン7年を迎えての思いを満面の笑顔でそう話してくれた。埼玉出身で東京家政大学栄養科卒後、日本の一流ベイカリー、アンデルセンに就職、実店舗・本部勤務合わせて6年、来豪後も料理の名門校ル・コルドン・ブルーで学び直し、ローカルのパティスリーでの経験も持ちながら(無名時代のエイドリアーノ・ザンボとも一緒に働いた!)、あくまでも謙虚です。

「私はお菓子の本場フランスでの経験がないため、もっと自分らしさを打ち出した商品を出さないと負けちゃうと思うんです。おかげさまで抹茶のハイ・ティーが大好評ですので、今後も2〜3カ月などの季節ごとに、例えば秋なら栗・カボチャ・サツマイモ、冬は魅惑のチョコ、夏にはさわやかなベリー系の期間限定ハイ・ティーなど、想像するだけでワクワクするような商品のアイディアがたくさん出てきました」

leclair抹茶づくしのハイ・ティー(1人$40/コーヒーまたは紅茶付き/2人よりオーダー可/2日前までの予約要)

 

 お菓子が好きなだけではやっていけない大変な思いもしながらも、「いいお客様に恵まれた」と笑顔で振り返ります。

「特別注文のバースデイ・ケーキはほかのケーキに比べて何倍もの時間もかかりますが、私が作ったケーキを見た時のお客様の『うわあ!』っていう笑顔がご褒美です。オープン当初、ご主人の駐在でシドニーに滞在中、毎週末のように来てくださった女性は当時妊娠中で、お腹の子はうちのケーキで育ったんじゃないかと思うほど(笑)。日本に帰任されてからも2度、シドニーに遊びに来るたびにご来店いただいて、先日一緒に連れていらしたお子さんも今では5歳。時々こうして神様がプレゼントをくれるのが一番の励みです」

4月30日(火)開催のイヴェント、第25回「カガ男女会」は同店を会場に、同会史上初のアフタヌーン・ティー形式で送ります。テーマは「マリー・アントワネットのお茶会」で、この日だけの軽食とスウィーツ内容に加え、孝子さんがマリー・アントワネットをイメージした渾身のスウィーツが含まれるのが最大の話題(※第25回「カガ男女会」の詳細はこちら!)

「お話をいただいた後で私もマリー・アントワネットのことについてあれこれ調べてみたら、なんと彼女が処刑された10月16日は私の誕生日でもあり、俄然やる気もアップしました。参加者全員に必ず『わーっ、可愛い〜♪』と言ってもらえるような、インスタ映えするアフタヌーン・ティーを用意しますので、参加の皆さん、携帯忘れないでくださいね!(笑)」

L’eclair Patisserie

●672 Millitary Rd., Mosman ☎︎ (02)9960-7773 ■火~土8:30am-5pm、日9am-4pm 月休

Kagajo'12-05