「初公開!」などと大げさに言うほどのことでもなく、単にネタがないのでたまには仕事のことでもと思い(笑)。
この写真は、印刷会社から上がってきたジャパラリア中面のプルーフの一枚です。日本だと“校正紙”、出版業界用語だと“ゲラ刷り”または単に“ゲラ”と呼んだりもしますね。ただ、今でも普通に使うのでしょうか。それというのも記者の周囲では、業界の友人であっても、もうあまり“ゲラ”という言葉は使わなくなってきているように感じます。媒体のカラーなどにもよるのかもしれませんが。シドニーではお互い日本人同士でも、100%“プルーフ”で通っています。
いずれにしても大判サイズのこの状態(1枚にジャパラリア8ペイジ分)で試し刷りされたものを校正するわけです。ジャパラリアのようにカラー媒体の場合、“色校正”とも呼びます(どや顔で偉そうに言っているように聞こえるかもしれませんが、記者はすごく業界用語に疎いほうです)。文字化けがないか、写真や色の出がおかしくないかといった点ですね。おかしい場合、簡単な直しなら印刷会社に指摘して後はそのまま任せますが、あまりにもひどい場合、再度プルーフを出してもらいます。これを“再校”と呼び、場合によっては“再々校(3校)”以上のことも。
ジャパラリアは2003年の創刊以来、毎回すべてPDF入稿のため、プルーフの段階であまりおかしな問題は生じないのですが、なにぶん“日本国外で印刷している日本語媒体”ですので、コンピューター画面上で見たそのままが出力されるという前提のPDFであるにもかかわらず、たまに日本語のフォントが印刷会社の機械と“相性”が悪かったりして文字化けしてしまうことがあります。ですがその問題も、ジャパラリアを印刷してくれている印刷会社が数年前に印刷機をグレイド・アップして以来、なくなりました。というわけで、最近はプルーフ・チェックの際に一切直しなしでそのまま印刷にかかることも多いです。
な〜んて悠長なことを書いていますが、先週金曜日にプルーフが上がってきた今回(2012年1月号)、創刊以来、初めて再校を出さなければならないほど著しい出力漏れがありました!(汗)あまりにもひどいので、最近、機械を変えたのかと印刷会社に問い合わせたところ、その通りで、数週間前に印刷会社のプルーフ出力用コンピューターがウィルス感染したため新たなシステムを導入したとのこと。でも、おかげさまで再校はきちんと出力されてきて、昨日無事プルーフ・チェック完了!
「月刊ジャパラリア」2012年1月号は、12月28日(水)発行です。ぜひ最寄りの配布先でピック・アップしてくださいね♪




