チョコレート・オア・ベジマイト
※初めて読む方へ:どの“Story”も一話完結でお楽しみいただけますが、
一番下の“Story 1”から読むと物語がつながるようになっています。
7 : Airport(最終話)
緊張してるの、スウ? 運転席で目線だけこちらに向けたレイの言葉に、私はどきりとしてしまった。 私は、レイの運転する車で空港に向かっ...(続きを読む)
6 : Christmas
冬のクリスマスなんて初めてだな、と僕が言うと、サトルはへえっと驚いて目を見開いた。そうか、そういえば、オーストラリアのクリスマスは夏な...(続きを読む)
5 : One Way
いくつめかの旅を経て、私はパースを最終地にすることに決めた。 ワーキングホリデーのビザで渡豪して、もうすぐ11ヶ月になる。私はずっ...(続きを読む)
4 : Breakfast
朝日の中、私はキッチンでトーストを焼いていた。ホストファミリーのブライアンとパティは、ゴールドコーストで親戚の結婚式があるといって早朝...(続きを読む)
3 : Cocktail
金曜の夜だというのに、私は晴れない気分でいた。 特に落ち込むような理由があるわけではない。でも、妙に人恋しかった。 私はだらだ...(続きを読む)
1 : Letter
だいたい、アダムときたら、不精なのもいいところなのだ。 オージーテイスト。つきあいはじめたころから、ある程度はしょうがないと割り切...(続きを読む)
※青山美智子さんはここに掲載の小説のほか、エッセイ「いろはにポケット」を月刊ジャパラリア“紙媒体版”独占で大人気連載中!
筆者プロフィル…あおやま・みちこ
1970 年6月9日生まれ。O型。大学卒業後、渡豪。2年間のオーストラリア生活を経て、上京。「主婦と生活社」「扶桑社」「KKベストセラーズ」など、数社で雑誌編集者として勤務。結婚退職後、フリーに。03年、短編小説「ママにハンド・クラップ!」で第28回パレットノベル大賞(小学館主催)佳作受賞。同年9月、男児を出産し、夫と3人暮らし。現在、横浜市在住。短編小説「街灯りの向こうに」は、09年に奥田瑛二、中村優子、ジリ・ヴァンソン主演により映画化された。




